ウォーターサーバーはミルク作りに使えるの？赤ちゃんに適したサーバー紹介

ミルク作りにはウォーターサーバーが便利と言われますが、「本当に安全なのか心配」「ウォーターサーバーの水でミルクを割っても大丈夫？」と思う人も多いです。

本記事では、ウォーターサーバーの業界人が下記の項目について徹底解説します。

• ウォーターサーバーがミルク作りに使える理由
• ウォーターサーバーをミルク作りに使うメリット、デメリット
• ミルク作りに向いているウォーターサーバーを選ぶポイント

ウォーターサーバーを活用すれば、赤ちゃんを待たせずにミルクが作れます。

ミルク作りに使う予定でウォーターサーバーを選ぶなら、機能を比較して便利なメーカーを選びましょう。

子育てでの心配事が多い人は、本記事を参考にミルク作りに関する不安を解消してください。

赤ちゃんのミルクはウォーターサーバーで作ってもいい？

ウォーターサーバーの水は、軟水であればミルク作りに使えます。

ほとんどのウォーターサーバーは軟水を使用しているので、ミルクにも問題なく使用可能です。

「天然水はミルクに使用できない」との意見を稀に見かけますが、ミネラルが低い軟水であれば、天然水でも問題ありません。

以前は天然水といえば硬度が高い海外の天然水のイメージがあったため、「天然水はダメ」と言われていると考えられます。

日本小児科学会および日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解でも「ミネラルウォーターはミルクに使用できる」としています。

つまり、過剰にミネラルが含まれていない軟水を煮沸すれば、ウォーターサーバーの水でも使用可能です。

硬水はミネラルの量が多く体に負担がかかるため、ミルク作りには向きません。

ミルク作りにウォーターサーバーを使用するなら、申込前にサーバーの水が軟水かをチェックしましょう。

ミルクには軟水のウォーターサーバーが最適

赤ちゃんのミルク作りには、軟水のウォーターサーバーが適しています。

軟水と硬水を分ける基準は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量です。

水に含まれるミネラルが少なければ軟水、多ければ硬水に分類されます。

ミネラルの含有量が多い硬水は、内臓が未発達な赤ちゃんには負担が大きく、ミルクには使用できません。

大人でも硬水を飲みすぎるとお腹を下してしまうことがあるほどです。

ウォーターサーバーでミルクを作る際は、軟水が取り扱われているメーカーを選びましょう。

ウォーターサーバーの軟水硬水の見分け方

ウォーターサーバーの水の種類は大きく分けて3種類あり、軟水か見分ける方法は下記の通りです。

ウォーターサーバーの水で硬水の可能性があるのは、天然水です。

気になるウォーターサーバーがあったら、ホームページを調べれば軟水か硬水か出てくるので、事前にチェックしましょう。

RO水は、河川水などの原水を逆浸透膜（RO膜）を通してろ過した水です。

ミネラルや不純物がろ過されるので、市販の赤ちゃん用の水と同じ純水（ピュアウォーター）になります。

後からミネラルを人工的に追加しているメーカーもありますが、含有量は少なく軟水レベルなので赤ちゃんの負担にはなりません。

浄水タイプは水道水を浄水フィルターに通すサーバーで、水道水から塩素やミネラルが除去されるので軟水となります。

天然水のウォーターサーバーを希望する人は、届く水が軟水か確認しましょう。

品質管理が徹底されているため安心

ウォーターサーバーの水は品質管理が徹底されているため、赤ちゃんのミルクにも安心して使用できます。

メーカーによって基準は異なりますが、天然水は採水からボトリングまでの間に以下の処理が行われます。

• ろ過
• 沈殿
• 加熱殺菌

天然水は自然の地下水を採水したものですが、ボトリングまでに微生物や不純物が取り除かれるので、安全に飲めます。

RO水や浄水タイプも、不純物をろ過して取り除いた安全な水です。

日本は水道水の基準が厳しく大人なら安全ですが、殺菌を目的として塩素が多く含まれているため、ミルクに使用するには煮沸してからの使用が推奨されています。

水道管や貯水槽がきれいとも限らないので、ウォーターサーバーの方が安心して利用できます。

赤ちゃんが飲むものなので、水の品質にこだわってミルクを作りたい人は、ウォーターサーバーを活用しましょう。

ウォーターサーバーなら70℃以上の温水で殺菌できるので湯冷まし不要

ウォーターサーバーは70℃以上の温水で殺菌できるので、湯冷まし不要でミルクを作れます。

粉ミルクは無菌ではなく、微量に病原菌が潜んでいる可能性もあり、粉ミルクを作る際は必ず70℃以上の温水で殺菌しなければいけません。

ウォーターサーバーは70〜90℃前後の温水が出せるので、ミルク作りに問題なく使用できます。

やかんや電子ケトルで水を沸かすと100℃以上になるので、ミルクを溶かした後
お湯を冷ます作業が必要です。

しかし、ウォーターサーバーの温水は70〜90℃前後なので、湯冷ましを作る必要がなく時間を短縮できます。

できるだけ手早くミルクを用意したい人は、ウォーターサーバーを導入しましょう。

ウォーターサーバーでミルク作りするメリット4選

ウォーターサーバーでミルクを作るメリットは下記の4つです

• ミルク作りが時短される
• ミルク卒業後も離乳食や飲料水に使える
• 水を買いに行く手間がなくなる
• 冷水でミルクを割れる

子育てにウォーターサーバーを導入すると、今まで面倒に感じていた煮沸や湯冷ましがいらないので、非常に時短できます。

「ミルクをあげなければいけないけどお湯を沸かすのが面倒」「泣いているから急ぎたいけどミルクが冷めない」といった子育て中のイライラを解消。

ミルクを卒業しても、離乳食作りや子ども用のお茶作りに活用できるので、腐らせることもありません。

ウォーターサーバーの導入を迷っている人は、毎月3,000円前後の出費で上記のメリットが買えると考えてみましょう。

少しでも魅力に感じるなら、ウォーターサーバーの導入がおすすめです。

温水が瞬時に出るのでミルク作りが時短され楽になる

ウォーターサーバーでミルク作りをする最大のメリットは、温水が瞬時に出てミルク作りが時短されることです。

ミルク作りには粉ミルクを殺菌するため70℃以上の温水を必要とします。

ウォーターサーバーは70〜90℃前後の温水が瞬時に出るので、やかんやケトルで水を沸かす手間が省けます。

新生児は約3時間おきにミルクを飲ませる必要があり、頻繁にミルクを作らなければなりませんが、いちいち水を沸かすのはかなり手間。

特に夜泣きのときは、心身共に疲れているパパママにとって温水が瞬時に出るウォーターサーバーは救世主です。

電子ケトルも1〜2分で沸騰しますが、赤ちゃんが大泣きしている最中の1分間はかなり長く感じます。

沸かした後冷ます手間や時間も考えると、ウォーターサーバーですぐに温水が出せると負担の軽減も可能です。

「夜泣きのときにウォーターサーバーのメリットを感じた」という口コミも多くありました。

年の近い兄弟がいて赤ちゃんのお世話に時間がかけられないときでも、手早くミルクを用意できます。

温水が瞬時に出る最大のメリットを生かして負担を軽減したい人は、ウォーターサーバーを導入しましょう。

ミルク卒業後も離乳食や飲料水に使える

ウォーターサーバーの冷水や温水は離乳食や飲料水に使えるので、ミルク卒業後も便利です。

市販されている離乳食には、お湯で溶かす粉末タイプやフリーズドライの食品が多く、ウォーターサーバーがあれば調理が楽になります。

ウォーターサーバーの温水は、白湯としても利用可能です。

暑い時期やお風呂上がりはミルクだけでは水分不足になるケースがあるため、ウォーターサーバーですぐ水分補給ができれば体調管理にも役立ちます。

保育園や幼稚園が始まった後は水筒に入れて持ち歩けて、子どもの成長に合わせて長期的に活躍。

子どもが大きくなったら自分で水分補給もできるので、すぐ解約するのが手間で導入をためらっている人はミルク以外の使い方も検討しましょう。

ミルク用の水を買いに行く手間がなくなる

ウォーターサーバーがあれば水を買いに行く手間がなくなるので、子育ての手助けになります。

ウォーターサーバーの水の配達は2つのタイプに分かれます。

• ボトルを自宅に配達する宅配水型
• 自宅の水道水を使う浄水型

宅配水型のウォーターサーバーは、定期的に水ボトルを自宅まで運んでもらえます。

浄水型のウォーターサーバーでは水道水を浄水するため、水ボトルが不要です。

2種類とも水を買いに行く必要がなくなるので、重たい水を持って帰らずに済みます。

特に赤ちゃんを抱えながら、2Lの水を何本も購入するのは重労働です。

重いからと1回に買うペットボトルの本数を減らすと、何度も買い物に行かなければなりません。

2Lのペットボトルを2本買うだけで4キロですが、ウォーターサーバーを導入すれば子育ての負担を軽減できます。

ウォーターサーバーを導入すると、買い物に出る回数自体を減らせる可能性も。

手間をかけずに水を用意したい人には、ウォーターサーバーが便利です。

冷水でミルクを割れるので湯冷まし不要

ウォーターサーバーがあれば冷水でミルクを割れるので、湯冷ましが不要です。

湯冷ましとは、温水を常温程度まで冷ました水のこと。

赤ちゃんが火傷しないよう、温水で殺菌したミルクの温度を下げるために使用します。

水道水でミルクを作る際は、水道水を沸騰させてから粉ミルクと混ぜて殺菌しなければなりません。

熱湯で作ったあとに流水や氷水で熱を冷ますか、湯冷ましで割る必要があります。

ウォーターサーバーは温水だけでなく冷水も出るので、温水で殺菌後、冷水をそのままミルクに注げば温度を下げられ、1分もかからずにミルクを作れます。

温水による殺菌と湯冷ましがウォーターサーバー1台で完結できるので、できるだけ早くミルクを作るならウォーターサーバーを活用しましょう。

ウォーターサーバーの水でミルクを割っても大丈夫？

厚生労働省のガイドラインでは、湯冷ましや冷水ではなく、流水や氷水で冷やすよう推奨しています。
厚生労働省｜乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン

しかし、粉ミルクのメーカーによっては水で割ることを推奨していて、ウォーターサーバーの利用者の口コミでも、湯冷ましとして使っている意見が多数ありました。

例えば雪印ビーンスタークは、冷ますのが大変なときは赤ちゃんのミルクに湯冷ましを使ってもいいと案内。

70℃以上のお湯でミルクを溶かした後なら、湯冷ましを加えて冷ましても構いません。

ウォーターサーバーの水を使用するなら、湯冷ましの代わりに使えるかメーカーに確認するようアドバイスしています。

心配な人は、ウォーターサーバーのメーカーに問い合わせしてください。

ミルク用にウォーターサーバーを契約するデメリット

ミルク用にウォーターサーバーを契約するデメリットは下記の通りです。

• ランニングコストがかかる
• 置き場所を確保しなければならない
• 宅配水型サーバーはボトルの交換が大変
• こまめな掃除が必要

ミルク作りでメリットも多いウォーターサーバーですが、人によってはデメリットに感じる部分もあります。

デメリットも確認した上で、納得できる人はウォーターサーバーを契約しましょう。

1ヶ月3,000円前後のランニングコストがかかる

ウォーターサーバーは低くても月々3,000円前後のランニングコストがかかります。

水道水と費用を比較した結果は下記の通りです。

宅配水型のウォーターサーバーは、飲んだ水の量だけ費用がかかります。

1ヶ月分のボトル価格は2,000円程度からで、家族が多くたくさん飲む家庭では4,000円以上かかることも。

サーバー本体のレンタル料は無料のケースが多くても、水の使用量が多い家庭では負担が大きくなります。

浄水型のウォーターサーバーは水道水を使用するため、水代はほとんどかかりません。

水代の代わりにサーバーレンタル料は有料ですが、毎月の水代が固定でコストの計算はしやすいです。

どちらのタイプも水道水と比べると料金が高いので、なるべく費用を抑えたい家庭にとってはデメリットと言えます。

とはいえウォーターサーバーは利便性を求めて導入する製品です。

導入したいメーカーのウォーターサーバーで、費用が納得できる範囲かチェックしてください。

ペットボトルと比較すれば費用を抑えられるケースもある

市販のペットボトルを買っている人は、ウォーターサーバーを導入するとペットボトルを買う必要がなくなるので、逆に月々の水代が安くなった人も。

水の種類別に費用を試算した結果は、以下の通りです。

500mlの小さいペットボトルを購入している人や、水の使用量が多い家庭は、ウォーターサーバーの方が費用を抑えられる傾向です。

RO水や浄水型のウォーターサーバーを選ぶと、天然水ほど費用がかかりません。

ライフスタイルに合わせてウォーターサーバーを選べば、極力費用を抑えつつ、ウォーターサーバーのメリットを受けられます。

ウォーターサーバーの置き場所を確保しなければならない

ウォーターサーバーを設置するには、場所を確保しなければなりません。

一般的なウォーターサーバーの大きさは、床面積が30cm四方で高さは120cm程度。

これから赤ちゃんが生まれてくる家庭は、ベビーベットや遊ぶスペースも確保しなければなりません。

ウォーターサーバーも置くとなれば、自宅が手狭になる可能性もあります。

しかし、近年ウォーターサーバーも横幅26cmのスリムなタイプや、卓上型のコンパクトなタイプがどんどん出てきています。

ボトルを保管するスペースが必要な宅配水型ではなく、ボトルを保管する必要がない浄水型を選べば、さほど気になりません。

箱買いしたペットボトルやケトルが不要になるので、台所がスッキリしたという口コミもあります。

大きさの例
以下のウォーターサーバーはコンパクトなので、家が手狭な家庭でも置きやすいです。

メーカー	水タイプ	サイズ
クリクラ （Fit）	天然水	高さ：987mm 横幅：245mm 奥行：383mm
ウォータースタンド （ピュアライフ）	水道水浄水	高さ：1,204mm 横幅：260mm 奥行：370mm
フレシャス （デュオミニ）	天然水	高さ：470mm 横幅：250mm 奥行：295mm
ウォータースタンド （アイコン）	水道水浄水	高さ：385mm 横幅：180mm 奥行：340mm

参考：https://www.moratame.net/media/water-server-recommend/

ボトルの設置が必要ない卓上タイプの下記2種類は、特に省スペースです。

• フレシャス dewo mini
• ウォータースタンド アイコン

契約前にウォーターサーバーのサイズを確認して、自宅のスペースに合わせたウォーターサーバーを選びましょう。

サーバーのサイズは公式サイトでチェックできます。

ウォーターサーバーは水の補充が大変

ウォーターサーバーはサーバーへの水の補充が必須なので、補充が大変との意見があります。

宅配水型サーバーのボトルの容量は一般的に12L。

重さ12キロのボトルを胸の高さまで持ち上げてサーバーに設置するので、特に女性や高齢者には取り扱いが難しい可能性も。

浄水型を選べば重いボトルを持ち上げる必要はありませんが、こまめにタンクに水道水を給水しなければならず手間と感じる人もいます。

水を持ち上げるのが難しい人は、以下のタイプを選びましょう。

負担が軽減できるサーバーを選べば、デメリットをカバーしつつウォーターサーバーをミルク作りに使えます。

清潔を保つためにサーバーのこまめな掃除が必要

ウォーターサーバーは、蛇口やボトル差し込み部分をこまめに掃除する必要があり手間だと感じる人もいます。

一般的なウォーターサーバーは、内部が汚れにくい仕組みになっておりメンテナンスフリーです。

しかし、蛇口やボトルの差し込みは人の手や外気に触れる部分なので、数日に1回は手入れをする必要があります。

面倒に感じますが、ケトルや電気ポットも定期的な手入れは必要で、ウォーターサーバーに限ったことではありません。

ウォーターサーバーを導入しても、ケトルや電気ポットと同様に定期的な掃除をして衛生的に保ちましょう。

ウォーターサーバーはいらない？なくても問題なかった意見もある

ミルク作りにおいてウォーターサーバーは非常に便利ですが、口コミによると以下の人はウォーターサーバーがなくても問題なかったと感じていました。

• 完全母乳
• 電気ポットをすでに持っている
• 自宅の近くで安い水が手に入る

粉ミルクを使用しない完全母乳の家庭は、そもそも必要ないと回答していました。

ウォーターサーバーが便利に感じるのはミルク作りのタイミングなので、ほとんど粉ミルクを使わない場合、ウォーターサーバーは不要な可能性が高いです。

しかし、母乳メインの家庭でもママが体調不良のときにパパが粉ミルクを使うときがあります。

普段授乳していないパパや祖父母はミルク作りに慣れていないので、ウォーターサーバーを導入している口コミもありました。

粉ミルクは一切与えないなら不要ですが、定期的に使う可能性があるなら検討の余地はあります。

電気ポットをすでに持っている人は、沸かしたお湯を保温しておける電気ポットで十分との意見も。

電気ポットも毎回水を沸かす必要がないので、ウォーターサーバーと似たメリットがあります。

しかし、ウォーターサーバーは冷水も出るので大人の水分補給として使えたり、ペットボトルを買いに行く手間がなくなったりします。

電気ポットでは温水しか賄えないので、買い物のときに赤ちゃんを抱えながら、重い水を買ってこなくてはなりません。

自分のライフスタイルを考慮して検討しましょう。

「自宅の近くで安い水が手に入るから不要」という口コミもありました。

目の前にスーパーがあり持ち帰る手間もないので、ウォーターサーバーの導入は見送ったそうです。

料金が安いに越したことはありませんが、水を沸かす手間が発生するので、利便性と費用のバランスを考えて検討してください。

先輩ママたちからは「便利だった」との口コミが圧倒的に多く寄せられています。

上記のような条件に当てはまる人は慎重に検討しつつも、試しに導入してみましょう。

ウォーターサーバーは2〜3年契約が一般的で、2年契約のサーバーを選べば赤ちゃんが生まれてから2歳までの期間をカバーできます。

2歳になった段階で不要だと感じるなら、解約すればOKです。

ウォーターサーバーは契約期間内に解約すると短期解約金が必要なので、最低でも2年は使い続ける前提で契約しましょう。

とはいえ契約期間が短いメーカーもあるので、解約金が不安で導入を迷っている人は以下のメーカーを検討しましょう。

解約金は10,000円～20,000円程度が相場なので、解約金が安いサーバーもおすすめです。

赤ちゃんのためのミルク作りにピッタリなウォーターサーバーの選び方

ミルク作りに適しているウォーターサーバーの選び方は下記の通りです。

1. 宅配水型か浄水型か
2. 子育てプランがあるか
3. メンテナンスサービスがあるか
4. ボトルの交換方法はどのタイプか
5. エコモードが搭載されているか

最初に宅配水型か浄水型か決めると、絞りやすいです。

価格にこだわりたい人は子育てプランやエコモードのあるウォーターサーバー、ボトルの交換を楽にするなら浄水型や下置き型が向いています。

水の種類を決めたら、自分が重視したい条件を元に希望に合うウォーターサーバーを選びましょう。

宅配水型か浄水型かを先に選ぶ

まずは宅配水型のウォーターサーバーか、浄水型にするか選びましょう。

水の種類によって機能や特徴が大きく異なるので、先に決めておかないとメーカーを絞れません。

宅配水型、浄水型の特徴はそれぞれ以下の通りです。

水の種類にこだわらないなら、ミルク以外に水を使わない消費量が少ない家庭は宅配水型、世帯人数が多い家庭は浄水型を選ぶと費用を抑えられます。

「天然水がいい」「RO水を選びたい」など、水にこだわりがある人は宅配型を選びましょう。

宅配水型には天然水タイプとRO水タイプがある

宅配水型を選んだ人は、天然水タイプかRO水タイプかも決めましょう。

天然水とRO水の違いは、以下の通りです。

天然水タイプは水の料金が高い代わりに、天然の味を楽しめます。

サーバーのレンタル料金が無料なケースも多いので、水の消費量が少なく水にこだわりがある人に適しています。

RO水タイプは水料金が安い代わりに、レンタル料金の必要なメーカーが多いです。

サーバーレンタル料の相場は500円～1,000円程度で、水の使用量が月12Lと少なければ天然水の方が安い可能性も。

水の使用量が24Lになると、レンタル料を含めてもRO水の方が安い傾向です。

水の消費量が月24L以上で宅配水型を希望する人には、RO水タイプが向いています。

浄水型には給水タイプと水道直結タイプがある

浄水型を選んだ人は、給水タイプか水道直結タイプかを選びましょう。

水道直結タイプは、給水する手間のない大きなメリットもありますが、水道とつなぐ工事が必要。

サーバーも水道の近くに置かなければならないので、水回りやキッチンが狭い家庭には向きません。

勝手に工事ができない賃貸住宅では、サーバーを設置できないケースもあります。

管理会社や大家に許可を取るのも面倒に感じ、導入までに時間がかかってしまいます。

初めてウォーターサーバーを導入する人は、工事なしで導入できて好きな場所に置ける給水タイプを選ぶのが無難です。

給水の手間を省きたい人は、水道直結タイプを検討しましょう。

子育てプランがあるとおトク

ウォーターサーバーのなかには、赤ちゃんがいる家庭向けの子育てプランを用意しているメーカーがあり、子育てプランを選ぶと通常よりおトクになります。

例えばプレミアムウォーターではマムクラブと呼ばれる子育てプランがあり、月々のサーバーレンタル料金や水料金が割り引かれます。

※ボトルを2セット以上注文した人のみ

妊婦も対象なので、身体に負担をかけないようにサーバーの有料設置サービスも無料です。

赤ちゃんのミルクのためにウォーターサーバーを導入するなら、子育てプランがあるサーバーを選びましょう。

メンテナンスサービスが充実していると安心

赤ちゃんに使う水なので、メンテナンスサービスが充実しているウォーターサーバーを選ぶと安心できます。

メンテナンス関連の機能やサービスの一例は下記の通りです。

• サーバー内部のクリーン機能
• 定期メンテナンスサービス
• 有料メンテナンスキット

サーバー内部のクリーン機能は、タンク内にお湯を循環させ熱殺菌するものが主流で、サーバー内部を清潔に保つための機能です。

定期メンテナンスサービスは業者が自宅に訪問し、サーバーのメンテナンスをするサービスです。

サーバー内部から外部もクリーニングしてくれるのが一般的で、無料のメーカーもあれば、数千円の費用がかかるメーカーもあります。

有料メンテナンスキットを販売しているメーカーもあるので、自分のタイミングでメンテナンスできるのはメリットです。

例えばプレミアムウォーターのセルフメンテナンスキットは、送られてくる洗浄用の電解水ボトルでサーバー内部を洗浄できます。

一般的なウォーターサーバーはメンテナンスフリーなので、上記のような機能やサービスがなくても使用上は問題ありません。

しかし、赤ちゃんに使う水なので衛生面にこだわりたい人は事前に確認しておきましょう。

ボトルの交換方法をチェック

宅配水型のウォーターサーバーを検討している人は、ボトルの交換方法をチェックしましょう。

宅配水型のウォーターサーバーは、サーバーの上に水を設置するタイプと、サーバーの下側に設置するタイプがあります。

上に設置するタイプは一般的ですが、平均的なボトルサイズは12Lで重さは12kg程度となり、ママにとっては重労働です。

心配な人は下側に設置するタイプのメーカーを選ぶと安心です。

1本の容量が6〜7Lで、一般的な12Lボトルの半分程度で済むメーカーもあります。

ミニサイズボトルを選べるウォーターサーバーの一例は以下の通りです。

フレシャスやクリクラは、6L以下と女性でも持ち上げやすいサイズを選べるのが魅力。

容量が小さく重くなければ、水ボトルを上に設置するタイプでも問題ありません。

エコモードが搭載されているとミルク作りが楽になり電気代もおトク

エコモードが搭載されているとミルク作りがさらに楽になり、電気代もおトクになります。

ウォーターサーバーの通常モードの温水は80〜90℃が一般的です。

ミルクを作る際は赤ちゃんがやけどしないように、冷水で割るか、流水等で冷ます必要があります。

しかし、エコモードが搭載されていると電力を抑えるため温水が70〜80℃前後に下がり、温度を下げる手間も短縮可能。

70℃以上でミルクに問題なく使用できる上に、電気代も抑えられるので、ミルク作りにおいてはエコモードが搭載されていると一石二鳥です。

ミルク作りのためにウォーターサーバーを導入する人は、エコモード搭載機種を優先的に検討しましょう。

ミルク作りにおすすめなウォーターサーバーを紹介

ミルク作りにおすすめなウォーターサーバーを下記の2つのジャンルに分けて紹介します。

• 子育てプランがある宅配水型のウォーターサーバー
• 定額で使い放題の浄水型

宅配水型は子育てプランのあるメーカーが多い傾向です。

浄水型に子育てプランはないので、シンプルにおすすめなメーカーから選びましょう。

子育てプランがある宅配水型のウォーターサーバー

子育てプランがある宅配水型のウォーターサーバーは以下の通りです。

メーカー	水タイプ	特典
プレミアムウォーター	天然水	・レンタル料金が1,100円　→550円に割引 ・レンタル料金が初月無料 ・水料金12L×2本3,974円　→3,283円に割引 ・有料設置サービス8,800円　→無料
フレシャス	天然水	・オリジナルグッズプレゼント ・子どもの誕生月に水1箱プレゼント
アクアクララ	RO水	・毎月550円割引 ・チャイルドロック付冷水フォーセットへの変更が無料 ・オリジナルプレゼント
クリクラ	RO水	・初回水3本が69％オフ ・毎年水を4本プレゼント
うるのん	天然水	・1本12L2,050円　→1,650円に割引 ・初回ボトル2本プレゼント
オーケンウォーター	RO水	・初回水2本無料 ・丹波のコシヒカリ2kgプレゼント ・無料引換ボトル券（3本6,000円相当） ・LINEお友達登録で300円OFFクーポン+水1本プレゼント
ふじざくら命水	天然水	・11.5Lボトル1,674円　→1,566円に割引 ・レンタル料金が733円　→550円に割引 ・毎年水2本プレゼント

ウォーターサーバーによって、サーバーレンタル料または水代の割引やプレゼントがあります。

水を多く消費するなら水代の割引、設置が負担なら設置サービス無料のサーバーを選びましょう。

ハイクオリティなサーバーをおトクに利用できるプレミアムウォーターcado×PREMIUMWATER

出典：プレミアムウォーター｜cado×PREMIUM WATER

プレミアムウォーターが提供するマムクラブは、妊婦または5歳以下の子どもがいる家庭を対象にしたおトクなプランです。

※レンタル料金はボトルの注文数が月2本未満の場合は880円
※水料金は3年プランで試算

cado×PREMIUM WATERは、デザインもさることながら下記機能をすべて備えたハイクオリティのサーバーです。

• 下置きボトル
• 加熱クリーンシステム
• エコモード
• タッチパネル操作

下置きボトルはママでも水を交換しやすく、エコモード搭載でミルク作りの時間も短縮可能です。

普通に申し込むと一般的なサーバーよりもレンタル料は高めですが、マムクラブを活用すれば550円で利用できます。

子育てプランを利用してハイクオリティなサーバーを低価格で導入したい人は、プレミアムウォーターを選びましょう。

ママパパプランでプレゼントが付く！おしゃれなサーバーのフレシャス

出典：フレシャス

※フレシャスdewoの場合

おしゃれさが魅力のフレシャスは、ママパパプランを活用するとオリジナルグッズや水のプレゼントが付きます。

フレシャスは、12Lボトルではなく7.2Lの小さいウォーターパックで、水の交換がしやすいです。

コーヒーが作れるカフェ機能付きサーバー「スラット＋カフェ」もあるので、子育ての合間に温かい飲み物でホッと一息つきたいパパやママにもぴったり。

デザインもおしゃれでスタイリッシュなので、子育て用に揃えた家具や部屋の雰囲気を邪魔しないのも嬉しいポイントです。

妊娠中や小柄な女性で、ウォーターパックの交換を負担に感じやすい人は、フレシャスを選びましょう。

子育てアクアプランの定額割引がおトクなアクアクララ

出典：アクアクララ

※アクアファブ　2年割プランの場合

アクアクララはRO水タイプのウォーターサーバーで、注文ノルマがない珍しいメーカーです。

定期配送ではなく、水がなくなりそうになったら注文すればいいので利便性に優れています。

チャイルドロック付冷水フォーセットとは、冷水にチャイルドロックの付いた出水口です。

火傷の危険性がある温水には、チャイルドロックが標準装備されています。

子どもがいる家庭で、いたずらによる水浸しを防ぎたいときには、子育てアクアプランを利用すれば冷水にもチャイルドロックを設置可能です。

ほかにも、子育てアクアお試しセットプランがあり、最大3ヶ月お試しでウォーターサーバーが使えます。

ウォーターサーバーを試したい初心者にぴったりのプランです。

SMILEキッズプランで毎年お水のプレゼントが付くクリクラ

出典：クリクラ

※クリクラFitの場合

クリクラはRO水タイプのウォーターサーバーですがレンタル料無料で、リーズナブルな料金が魅力のメーカーです。

クリクラは注文ノルマや違約金もないので、「やっぱりウォーターサーバーはいらなかった」と感じても途中で解約できます。

縛りなく自由に利用できるので、「水を使い切らなきゃ」といったストレスを感じる必要もありません。

クリクラはSMIEキッズプランとは別に、SMILEベビープランもあります。

妊娠または1歳未満の子どもがいる家庭は、初回水3本無料でウォーターサーバーをお試し設置できます。

条件に当てはまる家庭は、SMILEベビープランでウォーターサーバーを体験しましょう。

水代が安くなる子育てプランのうるのん

出典：うるのん

※ウォーターサーバーGrande　2年プランの場合

うるのんの子育てプランは、シンプルかつ節約効果の大きい水代を400円値下げするプランです。

もともとレンタル料金は無料なので、天然水タイプのウォーターサーバーのなかでは最安値クラスとなります。

子育て中だけでなく妊婦も割引の対象なので、出産に合わせて事前準備しておきたい家庭にもぴったり。

つわりや産前の体調不良でしんどいときも、安くウォーターサーバーの水を利用できます。

子育てプランのある天然水サーバーを利用したい人は、うるのんを選びましょう。

お米や引換券をプレゼント！オーケンウォーター

出典：オーケンウォーター

※スタイリッシュ　RO水　2年契約の場合

オーケンウォーターは天然水とRO水を提供していますが、キッズプランはRO水のみが対象です。

お米や引換券など特徴的な特典が付いてきます。

無料引き換えボトル券は、水を使いすぎたタイミングで1本追加できるチケット。

使用時期が決まっていないので、夏の暑い時期に水が足りなくなったときや思いがけず水を使ったときに便利。

お米も受け取れるので、珍しい特典を希望する人もオーケンウォーターを選びましょう。

お子様の対象年齢が長くずっとおトクなふじざくら命水

出典：ふじざくら命水

ふじざくら命水は唯一、中学生（15歳以下）までの子どもがいる家庭向けのプランで、長く割引を受けられます。

6歳以下の子どもが対象のプランが多いため、特典を受けられる期間が過ぎたらふじざくら命水に乗り換える方法も。

水代もレンタル料も割り引かれるので、水の使用量に関わらずお得です。

毎年水2本ももらえるので、年齢の高い子どもがいる家庭はふじざくら命水を利用して割引を受けましょう。

定額で使い放題の浄水型

定額で使い放題の浄水型のウォーターサーバーは、水の消費量が多い家庭にぴったりです。

浄水型に子育てプランはありませんが、ミルク作りに向いている浄水型サーバー5つは下記の通り。

メーカー	特徴
エブリィフレシャス	・定額3,300円 ・おしゃれ ・エコモード搭載 ・コーヒー機能搭載機種がある（＋月額550円） ・6段階温度調節機能 ・UV殺菌機能搭載 ・出水の途切れが悪いという意見がある
ウォータースタンド	・定額3,300円 ・コック（出水口）UV殺菌機能 ・2段階のエコモード搭載 ・連続出水機能 ・高性能な浄水フィルター ・横幅26cmでスリム ・タッチパネルの音が大きいという意見がある
ハミングウォーター	・定額3,300円 ・2段階式浄水カートリッジを採用 ・横幅26cmでスリム ・床置きタイプのみ ・契約期間が2年と短め
クリクラfeelfree putio	・定額3,140円 ・コンパクト設計 ・1年1回サーバーを交換できる ・UV殺菌機能搭載 ・卓上タイプのみ
プレミアムウォーターサーバーLocca	・定額2,680円 ・エコモード搭載 ・UV殺菌機能搭載 ・フィルターの許容浄水量が少なめ ・最低契約期間が5年と長い

いずれも価格帯は3,000円前後で毎月固定なので、水の使用量によって出費が前後する心配もありません。

小型で卓上におけるモデルもあるので、子育て中で何かと家においておくものが多い家庭でも設置しやすいのがメリットです。

デザインと機能性に優れたエブリィフレシャス

出典：エブリィフレシャス

※エブリィフレシャスtallの場合

天然水タイプのフレシャスと同様、デザイン性に優れたウォーターサーバーです。

エブリィフレシャスは、メインブランドのフレシャスから誕生したブランドで、リーズナブルな浄水タイプの提供を目的としています。

エブリィフレシャスのウォーターサーバーはマットな白と黒の2色展開で、置くだけで部屋がおしゃれに。

デザイン性もさることながら、エコモードや水が空気に触れないタンクといった機能面も充実しています。

6段階温度調節機能つきで、エコ温水はミルク作りにぴったりの温度。

取り外しやすいタンクやトレーの採用で、子育てで忙しい人も手軽にメンテナンスできます。

デザイン性も手軽さも重視するなら、エブリィフレシャスを選びましょう。

水道直結型も選べるウォータースタンド

出典：ウォータースタンド

※ピュアライフの場合

ウォータースタンドは、数多くの浄水型サーバーを提供しており、給水タイプも水道直結タイプも選べます。

温水が使える機種のサーバーレンタル料は3,300円～6,050円と幅広く、必要最小限の機能を備える機種から高機能モデルまで選択可能です。

高機能モデルは自動節電機能や除菌機能を搭載し、手入れや操作の手間を減らせます。

さっと使えるシンプルな設計のサーバーは、ミルクが作れればいい人にもぴったり。

幅広いサーバーから自分に合う商品を選びたい人は、ウォータースタンドを選びましょう。

高性能フィルター搭載のハミングウォーター

出典：ハミングウォーター

ハミングウォーターは2段階式浄水カートリッジを採用しており、フィルターが高性能。

赤ちゃんに使う水なので、高性能なフィルターできれいにしてくれると安心して利用できます。

床置きタイプしか提供していないものの、横幅26cmでスリム設計なので置き場所の自由度は高いです。

フィルターの品質にこだわってウォーターサーバーを選ぶなら、ハミングウォーターを導入しましょう。

コンパクトな卓上タイプ！クリクラfeelfree putio

出典：クリクラfeelfree putio

クリクラfeelfree putioは、横幅24cm、高さ41.5cmとコンパクトなサイズが魅力の浄水型サーバーです。

赤ちゃんが生まれると家具やおもちゃが増えるものの、コンパクトな卓上タイプならリビングや寝室などどこにでも置けます。

1年に1回サーバーの交換ができるのも、衛生面に気をつけたい赤ちゃんがいる家庭には嬉しいポイントです。

赤ちゃんが遊ぶスペースも確保しつつウォーターサーバーを導入したい人や、寝室に置いて使いたい人は、クリクラfeelfree putioを選びましょう。

低価格が魅力のプレミアムウォーターLocca

出典：Locca

※床置き型の場合

天然水のウォーターサーバーでNo1シェアのプレミアムウォーターは、浄水型サーバーLoccaを提供しています。

定額2,640円と浄水型サーバーのなかではトップクラスの低価格。

エコモードやUV殺菌機能も搭載されており、子どものミルク作りにも向いています。

最低契約期間が5年と長いので、長年利用すると決めている人にはぴったりです。

費用を抑えてミルク作りに使えるウォーターサーバーを導入したい人や、子どもが成長してからも使用したい人は、プレミアムウォーターを選びましょう。

ウォーターサーバーを使用したミルクの作り方

ウォーターサーバーを使用したミルクの作り方は下記の4ステップです。

1. 消毒した哺乳瓶を用意する
2. 粉ミルクを哺乳瓶に入れる
3. 温水を規定の量の3/2まで入れて混ぜる
4. 冷水を残り3/1の量入れて混ぜる

最初に温水で溶かせばミルクを殺菌でき、ミルクを溶かしてから冷水を入れれば赤ちゃんがやけどしない温度まで冷ませます。

ウォーターサーバーがあれば1分程度でミルクの完成です。

ウォーターサーバーがなければ以下の工程もこなさなければなりません。

1. 水を沸かす
2. 作ったミルクを冷ます(または事前に湯冷ましを作っておく)

ミルクを冷ます必要があればミルク作りに5分程度かかってしまうので、ウォーターサーバーがあれば格段に楽です。

お湯は必ず70℃以上にして殺菌する

ミルクを作る温水は、必ず70℃以上にしてください。

粉ミルクには有害なサカザキ菌やサルモネラ菌がいる可能性もあり、殺菌のため必ず70℃以上にしなければいけません。

他にも粉ミルクを調乳する場所の消毒や、手洗いをしっかりする等の基本的なポイントも守りましょう。

ウォーターサーバーを使用していても、哺乳瓶や台所の消毒を行わなければ赤ちゃんに負担となるトラブルが起こる可能性も。

ウォーターサーバー本体が汚れていると水質をキープできない可能性があるので、こまめなお手入れも欠かさず行いましょう。

乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインの概要 （FAO/WHO共同作成）

作り置き厳禁！2時間以上経過したミルクは使わない

ウォーターサーバーを導入しなくても、ミルクを作り置きして時短する人もいますが、ミルクの作り置きは厳禁です。

厚生労働省のガイドラインでは、作ってから2時間以上経過したミルクは衛生面を考慮し使用してはいけないとされています。

冷蔵保存した場合でも24時間以内に使い切る必要があるので、ミルクに作り置きは向いていません。

ミルクは都度作ることが最適なので、ミルク作りにおいてはウォーターサーバーの導入が時短につながる手段と言えます。

乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン（乳児用調製粉乳の安全な調乳、 保存及び取扱いに関するガイドライン ）